辰年というわけではないでしょうが、新年早々の能登半島大地震、地球から突き抜けるかのような波動に肝を冷やされた方も多いのではないでしょうか。「・・・かのような」と書いているのは、実は年末年始を瀬戸内海の離島、しまなみ街道で過ごしていたためです。ここ数年の紀伊半島の熊野古道から一転、ポニョの故郷の瀬戸内の島々を自転車も使いつつ回りながら山にも登り(意外に急峻な島々です)、イルカと戯れ(キャンプ場にイルカがいてエサやりや調教が間近で見れます)、キャンプでうつつを抜かし初日の出のお天道様が沈まんとする離島の浜辺でのんびり~とドライブしている最中の携帯への電話、メール、ラインの嵐・・・。(金沢にいると思われていればそうなるか?とも苦笑しつつも園の職員からの連絡には真摯に対応・・・当たり前だ。)金沢でも震度5強とかで、これまでに体験したことのない揺れ、そして津波襲来の一報に、ホントに怖かった~という後日の職員たちの弁。幸いにも職員、園児の安否確認も出来、園舎の被害もほぼ全くないことが判明して、麗らかな海辺の潮風を受けながら胸をなでおろした次第です。
能登の状況は全く予断を許さず、未だに続く余震の中での、行方不明者の捜索に断水、停電、アクセス道路の寸断に、加えて厳寒の寒さ。避難生活には相当の苦労も予想される一方、今の時点で何も出来ない歯がゆさを感じ、また能登の幼稚園、保育園などどのような被害状況かもわからず、支援の一歩も踏み出せていないもどかしさも覚えます。県外の関係者の方々からは心配とお気遣いの連絡が多数ありましたが、3.11でボランティアに行った際の東北の園や関係者の方々からの支援の申し出も有難いばかりです。今後、被災地への有効な支援に繋げていければ、と思います。
また大規模災害は、たまたまお正月というタイミングでしたが、平日でも十分起こりうる話で、改めてこのような事象に遭遇した際の避難の体制と園児のケア、保護者への連絡網などを見直す必要性も感じています。今回の震災も我が事として汲み取り、次につなげていければ、と感じています。
さて時が「たつ」(辰)のは早いもので、新たな年が始まりました。園は今週の木曜から冬季の預かり保育から始まり、本日(6日)の職員会議で全員の仕事始め。新年の初顔合わせで午前中は会議(大規模災害の対応含む)と新学期準備、午後は園内研修。気持ち新たに各職員も新年を迎えつつ、3学期そして今後の保育、園生活等に関して職員たちと話し合いを深め、「たったった」と議論を重ねました。そして週明け火曜日から始業式で2024年の木の花暮らしの開演となります。
今年は地に足をつけてしっかりタツことを心がけ、幼保連携への新たな衣替えをタツ成できるようにしたいと思います。スタッフ一同、力を合わせてりゅうりゅうと乗り越えていけるよう、今年もお家の方々のご理解、ご協力をお願い致します。竜が翔べば雲を呼ぶがごとく、スタッフそれぞれが得意技を活かし、風雲を巻き起こして、木の花のそれぞれの子どもたちが更に昇竜を遂げるよう、3学期の木の花暮らしを、そして新たな一年を乗り越えていけますよう願っております。
さあ、週明け火曜日(9日)から新学期だよ~。子どもたち、待ってるからね~。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
あゆどん(記)
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