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木の花幼稚園

うめももビデオトーク!!

 今日はうめもも第1回目のビデオトークがありました~。お天気が良くお出かけ日和の中、16名のお家の方に参加していただきましたよ。ありがとうございました^^


軽いアイスブレイクでお家の方の緊張ほぐしをした後、4グループに分かれてもらい、さっそくビデオを見ました!(今回はお家の方と一緒に見たいビデオ、考えたいことが盛りだくさんだったので、進行はスピーディーに・・・笑)ビデオを見ての気づきなどはグループごとに出し合ってもらい、その後全体で共有しましたよ。

ビデオはうめももちゃんの自由遊びの場面を、「お友だち編(一場面に複数の子どもが一緒に映っている場面をお友だち編としました)」と「ひとり遊び編(一人で何かをしている・・・ように見える場面をひとり遊び編としました)」の2部構成にしてみました。


🎥お友だち編🎥

<園庭>

*雨どいの水路に葉っぱや木の実を乗せ、水を流して葉っぱなどを流そうとしている場面

*見つけたポンプに水を入れたり、入れた水を出そうとしている場面

<室内>

*お部屋に設定された平均台の一本橋を渡り、反対側から歩いてきたお友だちと出会ったところでジャンケンをしている場面

*Aちゃんがカゴの中に入るとBちゃんがもう1つのカゴで蓋をしたり、向かい合わせに立てて置いた2つのカゴの中にAちゃん・Bちゃんがそれぞれが入ったり・・・、それを近くで見ていたCちゃんが2人が入ったカゴの上にクッションブロックを積み上げ始めたり・・・といった場面

などの、全部で7つの場面を見ました。


(お家の方から出た意見)

・水でモノが流れるという仕組みを知っているんだな~

・ポンプを使う場面では、何となく役割分担がされていて、自然と連携がとれている

・「まぜて」という言葉がなくても自然と一緒に遊んでいる

・Cちゃんがカゴの上にクッションブロックを積み上げ始めたのはどうしてだろう?

・別々の遊びに見えて、一緒に遊んでいる・・・こともあれば、成立している遊びに見えて、各々で遊んでいることもある

・その子その子で「遊びのペース」というのがあって、自然と遊び(遊ぶ人)が分かれていくのかな  などなど


 子どもの成長や気付き、子どもの行動に対して感じた「?」など、たくさんの意見が出たところで、保育者からある問いかけを1つ。それは、「子どもたちが『一緒に遊ぶ』って何だろう・・・?」ということ。「お友だちと一緒に遊んでいる」とか「みんなと一緒に遊べているのかな?」などと、よく『一緒に遊ぶ』という言葉でまとめてしまいがちだけど、そもそも子どもの世界・年少の世界の『一緒に遊ぶ』って何なのだろう・・・、担任だけでは結論が出ず、今回のビデオトークでお家の方と一緒に考えたい!と思い、ずばり聞いてみました。グループごとに話し合ってもらったのですが、お家の方たちも「うーん・・・」と悩んでいる様子。発表してもらった際も「難しいね・・・と話してました」という率直な感想が。その中で出た意見を紹介しますね。


・相互のやりとりがあるということかな・・・?それは言葉だけじゃなくて、誰かが持ってきたお皿に、別の子が食べ物を乗せるなどの行動でもいえるのでは。

・その遊びをしたいと思っているかどうかが大事で、「一緒に○○しよう」で集まるわけではないのかな。興味や目的が一緒なら、自然と集まっているだろうから・・・。

・お互いが相手を認識しているということかな?

・「まぜて」などの声かけがある  などなど


答えが出たわけではないけれど、それでも、お家の方と一緒にこの問いについて考えることができただけでも、すごく意味のあることだな~と思います!!そしてこの流れでお次は「ひとり遊び編」を見ました。『一緒に遊ぶ』とは正反対に感じる「ひとり遊び」。もしかしたら、友だちがいっぱいいる中での「ひとり遊び」にあまりいい印象を持っていない人もいるかも・・・しれませんよね。でも、そのビデオからもたくさんの気付きがありましたよ。


🎥ひとり遊び編🎥

<園庭>

・落ち葉を拾ってペットボトルにひたすら入れ続けていたDくん。ペットボトルがいっぱいになった後は、まだ地面いっぱいに落ちている落ち葉を集め始め、何カ所かに分けて葉っぱのかたまりを作っている場面

・雪かき用スコップの持ち手部分を逆さまにして、筒の中に水を入れようとしているEちゃん。最初はシャベル、次はやかん・・・などと色々なモノを使って水を入れ続けている場面

<室内>

・風船を持ってホールやお部屋を行き来しているFちゃん。近くにいる風船を持っていない友だちをチラチラ気にしている様子が映っていたり、別の風船を持っていたGちゃんに近寄っていく姿が映っていたり、また、Hちゃんが2階へと上がったが、すぐに1階へ降りていく姿も映っている場面

などの、全部で5つの場面を見ました


(お家の方から出た意見)

・自分の好きなことを見つけられるってすごいことだし、それを存分にさせてもらえる環境もありがたい

・一見何してる?と思うことでも、子どもにとっては大事で楽しいこと

・子どもは周りを観察している時間もあって、遊んでばかりいるわけではない(どうしようかな~と考えている時間もある)

・だんだん葉っぱを集めるのが上手になっていたり(Dくん)、モノを変えたり使い方を変えながら工夫していたり(Eちゃん)と、一人で遊ぶ中でその子が得ている学びや知恵がたくさんある

・Fちゃんは、風船を誰にも渡したくないという思いと、でも友だちとかかわりたいというがあって、葛藤があるのかな?  などなど


 自分がしたいことを黙々とやり続ける集中力や、目的を達成するために自分で考えたり工夫している子どもの姿に、友だちとかかわっている時とはまた違う、「ひとり遊び」の良さをたくさん発見していたお家の方たち。あるお母さんからは、「集団生活の中で、どうしても友だちとかかわること、一緒に遊ぶことを望んでしまいがちだけど、子どもがしたいことを存分に楽しんでいるだけでいいんだと思えた」「“遊ぶ“って名前(例えば「かくれんぼ」「おにごっこ」など)がなくていいんだ」「空間を感じているだけで十分」といった声もあがりました。

 私自身、子どもの遊びの世界を「友だちと一緒に」とか「ひとりで」などの言葉で片付けてはもったいない、友だちとかかわっているとき・黙々と遊んでいるとき・周りを観察しているとき・・・その時その時で子どもが得ている学び、感じていることがきっとあるはずだよね、と改めて考える機会になったように思います!結局『一緒に遊ぶ』って何だろう・・・と疑問は尽きないかもしれませんが、考えてもすぐには答えが出ない、それが子どもの世界の魅力でもあり、ビデオトークの醍醐味でもあるかなと思います^^今回参加してくださったお家の方々、ありがとうございました☆


伝えたいことがありすぎて、まとまりのない長文ですみません・・・(汗)    まみぃ

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