今日はうめもも・どんぐりちゃんの合同ビデオトークでした!
母15名、父4名で合計19名のおうちの方が参加してくれました。
参加者のみなさんをビデオを見た後にグループトークをするために『鍋チーム』『雪だるまチーム』『おでんチーム』『温泉チーム』分けてグループごとに座ってもらいました^^
さてさて…ビデオを見る前に会話の準備運動♪ということで、『子どもの名前由来紹介』をグループでしました。付箋にお子さんの名前を書いてもらって、名前を付けた時のエピソードや由来などお互いにお話してもらうと…わいわいがやがやと会話がそれぞれで盛り上がって、場があったまりましたよ~^^!グループの中から代表で1人の方に由来を話してもらうと、普段何気なく読んでいる子どもたちの名前にそういう意味があったんだ…!というのと、ある子の名前のエピソードからそういえば、この子たちはコロナ禍で生まれたんだね...と気付いて、あの時は大変だったけど無事に育ってここまで来てくれてありがとう~と、しみじみしたのでした…。
そして本編へ!
今回のビデオは主にどんぐりちゃんとうめももちゃんの遊びを通して交流している姿を映したものとなっています。何本かビデオを続けて見て、それからグループでビデオでおもしろいなぁと思ったり、ここ気になる!という所を出し合い、その後全体で発表してもらいました。
■どんぐりのお部屋のビデオ
1本目は年長さんの発表会の前日に通し練習をお客さんになって見ている子と、そうじゃない子たちは遊んでていいよ~とどんぐりちゃんのお部屋で遊んでいた時のビデオです。
どんぐりちゃんのお部屋ではうめももちゃんがへびになりきって床をにょろにょろと動いていて…それを追いかけて撫でるどんぐりのAちゃん。もう1人どんぐりのBちゃんは「へび見たい人―!?」とお部屋を見まわして言っています。その周りでは他の遊びをするどんぐりちゃんたちやうめももちゃんたち。一緒に遊んでいるわけではないみたい…。
へびをやっている子の中にも、途中から違う遊びにしに行く子もいる…そんなどんぐりのお部屋での一場面です。
■うめもものお部屋の段ボールハウスのビデオ
2本目は同じ日の少しあとの時間で、遊びたい人が増えてきたのでどんぐりのお部屋だけだった遊びのスペースをうめもものお部屋にも広げた時の様子です。
うめもものお部屋には屋根つき段ボールハウスがあって、そこの入り口でうめももちゃんのCくんが「紅茶くださーい」と言って、中にいるどんぐりちゃんのDちゃんが聞いている。そして中から何故かおにぎりが出てきて...奥にいたうめもものEくんが「1300円です」と答えてました(笑)Cくんは「けーたいのスマホで…」とお金を払おうとして
さらに「クレジットカード使えますか?」とも聞いていました。
そんなやりとりの様子のビデオでした。
■うめもものお部屋で犬や猫になりきって...
3本目は2本目と同じうめもものお部屋での遊び中のこと。Fちゃんが犬になりきってお部屋を歩いていくのを後ろからどんぐりちゃんのGくんが同じような恰好をしてついていく。。。その後ろでは段ボールハウスからうめもものHくんが積み木の橋を伸ばしている。出来上がると猫になったうめももの子たちが段ボールハウスから「にゃーにゃー!」と橋を四つん這いになって渡ってやってきました。そしてまた後ろからどんぐりちゃんIくんやJちゃんが猫みたいになってついてくる。ところがKくんが普通に立って橋を渡ろうとするとうめももの猫になっていた子が「ネコじゃないと渡れないよ!」と言ってKくんをどかしてしまった。
Kくんはビデオを撮っていた先生を見つめ、何か言いたげ...。その後は橋に戻らず他の所へと移動したのでした。
◎グループトークからの発表の内容↓↓
<お買い物ごっこからお金のことについて…>
・クレジットカードと言い出したのが、現代っ子だー!日常に則している。今の時代現金を扱う機会ってあまりなくて…その点で言うと木の花まつりで現金を扱ってやりとりしているのって貴重!家庭で「お金って何?」と話すことがあるけど、なかなか伝えるのが難しい。(木の花まつりで)実際に自分たちでお金を払って買うという流れを園でできるのがありがたい。(子どもだけでの買い物はなかなかできないから)
・母の買い物の様子をよく見て真似していると感じる。
<動物になりきって遊ぶことについて…>
・動物になりきっている ずっとへびの子もいれば、飽きて遊んでいる子もいる。違う遊びへ抜けて行くのもおもしろい。
・どんぐりちゃんはへびだと分かっているし、撫でに行っている。
・うめももちゃんは4月から動物になりきるのが好きなクラスだったよね。家でもなりき
ってるし!
・赤ちゃんごっこも流行っている。なりきる犬は犬でも子犬や猫は子猫になりたい。小さくてかわいいものがいいのかな?でもおねえさん、みたいな役もしたい。もしかしたら大きくなってきて小さい自分と大きくなりたい自分を行ったり来たりしているのかも。
・(猫の橋)うめももの発表会の橋の今度は縮小版を自分たちでお部屋でしている。(発表会は先生が作った一本橋でした。)
・橋ができたから、発表会のがらがらどんになるのかと思ったら猫だった!
・橋が壊れた時は冷静に(それまでは猫だから四足歩行)二本足になって直している。
・どんぐりの子で猫になりたくない子もいる。でも周りは猫にならないと!というルールがある。うめももが主導権を握っている?
・犬になっている子や猫になっている子がいる。猫が多くなってきている中で犬の子は変わらず犬になっているのがおもしろい。
・Fちゃんの真似して犬になっているGくんだけど、Fちゃんがきのこを食べているのを見た先生がGくんに食べるか聞いたら、食べなかった。先生が期待しているとやらないのかな。
<他にも‥‥>
・去年も同じ時期にビデオトークに参加していた。あの時は2歳児でまだ言葉でのやりとりではない遊びだったけど、うめももちゃんたちが遊びの中で喋っていて成長を感じた。
・上のきょうだいがいると、家では上の子が主導権を握っているが、ビデオではそうじゃなくて、周りの様子を見ながら遊んでいた。
・~ちゃん遊ぼう。ではなく、全体で楽しそうな所へ行っていた。
このような感じで発表が続いていく中で、『どんな風に遊びが始まったんだろう、先生が言ってたわけじゃないと思うし…気になる!』という所や、『なりきる』という部分の遊びに注目が集まっていたことから、『ねこになっているのはどこからルールみたいになったのか』『子どもたちの中での暗黙の了解なの?』や『いつから?どうやってそうなっていったの?』など気になる所をふまえてもう一度皆さんでそのビデオを見てみることにしました。
◎全体でもう一度探ってみよう!
・まず猫の橋を作っていたHくんに注目が集まります。いつから橋を作っていたのか…?
→ビデオの最初から作り始めていた!じゃあこの時から猫の設定だった?
・Hくんがビデオの橋を作っている途中で「ぴんぽーん、にゃんにゃんおいでー」と言っているということに気づいた方がいて、皆さんで見ると‥‥本当だー!じゃあこの時からお家の中にいる子やHくんの間では猫の設定はあったのかも。その後「にゃんにゃんの道」とも言っていました。橋ができる前から猫のなりきりは始まっていた…!?
・うめももはお互いに猫になるという設定の認識があってなりきるというのを分かっているけど、どんぐりちゃんたちは目の前のうめももちゃんの真似をする。という楽しみ方なのかも。
お家の方の「この時こう言ってたよ!」が本当だ!!!とみんなで確認してびっくりしました。そして猫ちゃんごっこは木の花幼稚園では定番のなりきりごっこ遊び。誰かがにゃーと言ったらいつの間に周りも猫になっている現象がよくあります^^猫になろうとか、そういう話もあったかもしれないですが…もしかしたらその設定の共有はごく自然にされていた気もします。ただ、どんぐりちゃんがいる中での猫ちゃんごっこはいつもと少し違いました。自分たちだけでなく、猫の橋にいるなら猫になって(四つん這いして)!というようにその設定を伝えます。しかしどんぐりちゃんからしたら…楽しそう~真似しようという子もいれば、そうじゃなくて『橋』を渡りたいだけの子もいて…。そうして議論は別の話題に…↓↓
※ここからは先生のなげかけとはズレますが、ビデオに映っていたどんぐりちゃんのKくんの気持ちについての議論が始まりました。橋を通りたいけど、立って渡ろうとしてネコになっていないからとどかされたKくん。橋を降りて橋を指差して先生を見つめます。何を思っているのか…。
・Kくんが橋を渡る前に、別のどんぐりちゃんが渡っていて橋がズレて落ちたので、それを見て怖くて立って渡ってるんじゃないか。→途中から立ったのかな?
→確認すると、最初から立って渡っていた!
→と、いうことは、ただ立って渡りたいのかも。
・Kくんの気持ちは、「ルールってなんだよ!」「渡りたいだけなのに!」かもしれない。
あるいは…立って渡っているけど、気持ちは猫のつもりなのに猫になってと言われて「なんだよ!」という怒りかもしれない。
・Kくんは道路の縁石を渡りたいように、そこの橋に乗ってみたいのかも。それくらいの気持ちなのに「ネコにならんと渡れないなんて聞いてない!」となっているのかも。
Kくんの表情や動きやその時の状況を見て考えていくと、子どもたちそれぞれの目線での『遊び』や『興味の持ち方』が見えてきますね。ビデオを撮っていた先生もその時Kくんが言いたいことがありそうだ…そんな目をしている。と感じていました。不服そうな...言葉にはしてないけど、きっと「そうじゃない!」と言いたいのだと。
でもそう思っても、その感情の読み取りって映像を何回も見ていくと、最初に感じた『こう言いたいのかも』の内容が深まったり、いや、違うことを言いたいんだ!となったりします。実は…な部分をお家の人たちとあれこれ検証したり想像して話し合うと、その発見が自分にない視点だったりして、とても参考になりました!
うめももとどんぐりちゃんの交流は日々、時間があったらしているのですが、1年を通して段々顔見知りになってきたように感じます^^うめももの遊びに興味を持って真似したり、見ていたり...そういう風にうめももちゃんを感じてどんぐりちゃんの遊びが広がってくれたらうれしいですし、うめももはうめももでどんぐりちゃんと遊ぶことで、おねえさんおにいさんになろうとしている自分ではなく、少し幼い感覚を味わいながら遊ぶ楽しさがあると思うのです。この前は、おかえりの前に暗いどんぐりお部屋でお昼寝をしていないどんぐりちゃんの子とうめももちゃんの子2人でおもちゃの箱を手押し車みたいにして押してぐるぐる回ってました^^(いつの間にか(笑))どれだけで楽しい!この時は設定とかなく同じことをしながら笑い合っている。そんな時間を過ごしている時もあるんです♪
また園でうめももちゃんやどんぐりちゃんを見かけたら、何してるんかな~と見てみてください。ビデオで見た姿からまた変化しているかもしれないですよ!そしてまた年長、年中合同のビデオトークでお話しましょう~!
では参加して下さり、ありがとうございました!
記・とぎりん
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