暖かな春の風を受けて子どもたちが三々五々、幼稚園に帰ってきました。
ももの部屋の前の桜のみならず、ブランコ裏の枝垂れ桜も満開の盛りをやや過ぎたものの、にこやかにお出迎え。今日から新年度の新学期スタートです。
先週の4月1日から先生たちは職員会議を重ね、新学期に向けた準備、家庭訪問を行いつつ、本日、賑やかな子どもたちの歓声が幼稚園に還ってきました。玄関からさっそうと脇目も降らず自分の部屋に向かう子もいれば、下駄箱も前の場所に直行し部屋も昨年度の部屋に迷わず向かう「うっかり屋さん」も…笑。うめももは今回部屋の場所を替えましたので、間違いやすいよね(先生も一緒…笑)。
久しぶりに顔を合わせてうれしそうに新しい部屋やベランダで遊んだり、あるいはホールや庭を遊具を出して遊んだり・・・。再会の喜びを分かち合っていた子どもたち。その後はみんなでお片付けの後、本日は、お庭でのお花見始業式。ぐみちゃんたちも加わり庭の桜もご一緒にどうぞ・・・笑
各学年の子どもたち、ギター伴奏に合わせて椅子取りゲーム風に色々な場所にお座りを繰り返し、ぐみちゃんたちもわらわらと庭に出てきて全員揃ったところで、進級したお友達をクラスごとに紹介。まつくりさんから順次、下の学年に下がっていくにつれて小さな声になっていきましたが(笑)、進級クラスに期待満点、意気軒高な子どもたち。
そして各クラスの先生たちはじめ色々な先生を紹介し、保育補助で入って頂いている本日のサポーターの先生も紹介(今日出勤日の先生のみでしたが)。それから今日から登園している年中さんの新しいお友だちも紹介・・・。みんなで呼んだお名前に返事を返して、にらめっこで笑いつつ、これから一緒によろしくねえ~。
世の中コロナがまだまだ流行っているので、子どもたちに、今まで通り手洗いなどを促しつつ、つるは千年、カメは万年、ずっと長生きしているカメ子のように強く、この青空のように広い心と桜の花のように優しさと、夏ミカンのしわのように脳味噌のしわがいっぱいできるよういっぱい考えて遊ぼうね・・・と訳のわからん(笑)、庭繋がりの話をして、今年一年楽しい木の花暮らしにしよう~と、勝鬨ならぬ、エイエイオ~!の掛け声を抜けるような澄み切った青空に向かって声を合わせてかけあって、“結団式”としての儀式、新年度の最初の始業式は終了です。
庭のもつ開放感のせいか、庭の桜たち木々の柔らかな色合いのいい姿のお陰か?初めての園生活を迎えているぐみ1歳児さんも含めた始業式、まったり、のんびり、ゆったりと出来ました。昨年も感じましたが、春はやっぱり庭が最高、と改めて確信しました。(仕事のしすぎか?掌が痛いあゆどんでしたが、ギターもなんか気持ちよかったのは、やっぱ満開の桜のお陰かも・・・笑)
その後は部屋に戻ってクラスごとのお集まり、そして降園です。
・・・という時に、本日学校の入学式を終えた新一年生たちが幼稚園に表敬訪問?真新しいランドセルに制服姿の凛々しい姿を見せに来てくれました。
コロナがなければ地域の小学校にはよっしー、りーかん、あゆどんは来賓で入学式の姿を拝めたのですが、今年も残念ながらレタックスのみでのお祝いです。校内でも他の園からのそれとは異なり、目立っていたみたいで喜んでもらえれば有難い(遠目で分かり近くでないと読めない、それが木の花流のレタックスです…笑)。あちこちの小学校へと旅立った旧まつくりさんたちへの先生たちからの門出のエール。学校がちょっと辛くなったり、寂しくなったら、そっとまた眺めてみてくださいな。
なお、この日はその後もあちこちから新一年生が続々来園。新一年生は小学生のみならず、新中学生、新高校生など、ほんとに立派な青年たちまで三々五々来園。
おお~!かっこいい!という歓声が出迎えた職員たちから、そのたびに沸きあがり賑やかな一日でもありました。そのまま庭に遊びに出る中学生もいて、変わらないあの頃の姿を彷彿させながら、職員たちもほんとにこんなひと時が、保育者冥利に尽きる、万感の想いをおすそ分けしてもらった気分だと思います。みんなもまた新しいステージへのはじめの一歩。先生にたちに元気を分けてくれてありがとうね。また時々、里帰りに遊びに来てください。
また新しい一年が始まります。コロナの行方はまだ見通せませんが、庭の木々に囲まれ桜が舞い降りる中の、紺碧の空に照らされた子どもたちの笑顔を私たちスタッフは心に刻み、木の花は、木の花らしく、今年度も奮闘努力していくつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。
あゆどん(記)
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