まつくりさんの最期のグループクッキングは”くりごはんグループさん”。
”くりごはんグループさん”は、本当は9月にクッキングをするはずだったのですが、コロナの為延期になり、今日がリベンジグループクッキングとなりました。
9月にメニューを相談したと時は、お泊り保育の余韻がまだ色濃く残っていたようで、メニューも「お泊りで作れなかった、世界の料理を作りたい。」と言い、メキシコ料理のトルティーヤを作ることになっていたのですが、季節も夏から秋に代わり、お庭の栗をせっせと集めていたり、春に植えたさつまいもを収穫したりとしていたので、「栗やさつまいもを使った、日本の秋の料理なんか、どうかしら?」と提案したところ、栗とサツマイモの炊き込みご飯「ミックスくりご飯・さつまいもいり」と、こちらもさつまいも入りの豚汁というメニューになりました。
相談も二回目となると慣れたもので、一人が提案して「それは嫌だ!」と言っていても、「それじゃ決まらないから、こんなはどう?」と妥協案を提案できるようにもなり、いつの間にか子ども達だけで話し合いが進んでいて、メニューが決まっていたんですよ。
春にグループ名を付けるとき、【まつくりぐみ】の一文字をとってグループ名を付けることになり、【く】の文字があたった、このグループは”く、だから、くりごはん”という名前ににしただけで、栗ご飯を作りたい訳ではなかったけれど、なんだかんだご縁(?!)があって、栗ご飯を作ることになった”くりごはんグループさん”。前回のグループクッキングが直前で中止になってしまったこともあったからか、今日の日をとってもとっても楽しみに待っていたようです。前日「8時50分までに来てね!」と言っていたら、気持ちが流行ったのか「8時15分には、幼稚園に行かなきゃいけないんだ!」と言って、先生より早く登園してきた子もいたんですよ(笑)。でも、どの子も朝からテンションMAX!!という感じで、担当のはっしーがお台所に入る前から、給食先生と一緒に、すでに調理も始めていました。
調理が始まると、初めにご飯用の大きいさつまいもを切るところから始まりました。「硬い、硬い。」と言いながらも、大きなデブ芋ちゃんを、ご飯用、味噌汁用とサイズを分けて切ったり、大きな丸ごとの栗を食べやすいサイズにしたり、大根・人参では巧みなピーラーづかいを見せていて、どの子も調理自体、慣れているという感じでした。
大根を切っていると、下の方が繋がっていてジャバラ状になっている子がいたので、「下の方、繋がってるよ。」「もっと力をいれなきゃ。」と言っていると、「わざとくっけてるの!」「全部に切れ目を入れたら、こうしてポキポキ折るんだよ!」と言って、彼独自の切り方も見せてくれて、何でも先入観で見てはいけないなーと、反省したはっしーでした。
豚汁の味噌は、さくらあんず時代に仕込んだお味噌で、このグループクッキングで、幼稚園のみんなに初披露となりました。出来立てほやほやのお味噌は、とってもいい匂いで、味噌汁の味見をすると、みんな「おいし~♪」といって、「おかわりできる?」と言っていたくらいでした。
中盤になってくると、作業にも余裕がでて来たのか、おしゃべりにも花が咲くようになり、
何のきっかけかは分からなかったのですが、「能登島に行ったことあるよ!」とか、「名古屋に行った!」「おれのお父さんは埼玉生まれでお母さんは・・・」等や、「生まれ変わったらエジプトの人になりたい。」「ハワイに旅行にいきたいなー」等など・・・、普段から世界地図を見て国の名前を覚えたり、色々な地名を調べているまつくりさん達なので、いろんな地名がでて来て、「みんな良く知ってるなー。」と感心させられてしまいました。
色々な地名についてのおしゃべりをしている間に、ミックスくりご飯・さつまいもいりも炊き上がり、豚汁も完成、デザートのみかんも、クラスごとに数えて仕分けも済ませ。
今日のグループクッキングは終了となりました。
世界の料理を作りたいといっていた、”くりごはんグループさん”。今回のクッキングでは、幼稚園の秋の味覚に触れながら、日本を感じられたかな(?!)。
”くりごはんグループさん”おつかれさまでした。
はっしー・記
Kommentit