今日は来年度入園の小さいお友だちが遊びに来る一日入園がありました!
遡ること一カ月ほど前。一日入園の案内(お手紙)の入れ物づくりのため、小さい子はどんなことが好きなんだろう?をぐみちゃん、プチちゃんと一緒に遊びながら考える(研究する)『小さい子研究』がスタート!
入れ物の遊び方を考えるのはもちろん、「ねぇねぇ小さい子たち転がすの好きやった!」「乗り物好きやったよ~」「トンネル潜るの楽しそうやった~」などなど、小さい子がイキイキ遊んでいた姿をすぐさま共有。この楽しそうにしていた遊び(転がす、掘る、くぐる、乗る、ビックリする)と自分たちがやってきた宇宙のモチーフを掛け合わせて一日入園の遊びを考えていくことになりました~
中には「壊したり、倒したりするの好きだよね~」とどんな高さで倒すのが楽しいのかなども実験してたりしたんですよ~笑
ここからは各グループがどんな風に準備してきたかをちょっぴり紹介しますね。
ピーナツボールグループは乗って遊べることを準備。「宇宙のどんな乗り物に乗れたら面白いかね?」と投げかけると、宇宙の車、UFOなどの意見も出たんですが、盛り上がったのは宇宙新幹線。・・・と言うのも、クリスマス会で銀河鉄道999を歌ったさくらあんずたちは「ねぇねぇ、もっと早い宇宙新幹線があるんじゃない?」「そうだよね!」と一気に話がまとまっていきました。イメージ画像を担任が描いていくと、「運転手はハートの宇宙人なんだよね~」と運転席にはお客さんじゃない人が乗るイメージが出来上がっていきました。電車の形ができてくると我が物顔で運転席にどっしり座るさくらあんずさん。自分が乗りたいわけじゃないんですよ!イメージがあるんですよ!!笑 新幹線だから早くしたい、だけど人を乗せて走ると早いと危ない…をしっかり体で感じながらスピード調整も頑張っていました。
ブロックグループは掘るをメインに、宝石(宇宙の石)を探す遊びを考えていきました~大人は『一日入園ってホールでするんだけどな~』と頭の片隅で考えちゃうんですが、子どもたちまずはお庭に直行!土を掘り起こしては宝石探しのシュミレーションを黙々とやっていました。ここである子が気づきました・・・「この土どうやって運ぶ?」子どもたちだけでなんとかしたいと考えていたようで、自分たちだけでは大量の土を運びきれないと、土を使わないで宝石を探せる遊びも秘密裏に考えていたんです。(カップで隠した宝石をどこに入っているか当てるゲーム。マジックなどでよく見るやつです。)でも、せっかく掘ることを楽しんでいた小さい子たちから考えた遊びなので諦めてほしくない!と説得。晴れた日を見計らってみんなで必死に土集め、土も塊は嫌だからとふるいにかけたりとこだわりを持って仕事に臨み、大忙しでした~ちゅーりんいつも“お宝さがし”って言っちゃってたんですが、子どもたちのイメージはあくまで“宝石探し”で毎回「ちゅーりん、宝石だからね!」と注意を受けていたんですよ~笑
キラキラテープグループは転がす遊びを準備。・・・が、しかし!年少発表会、年長発表会があってなかなか大掛かりなものを準備できない日が続き、部屋の中のもので準備するには煮詰まってきてしまいました。こんな時はぐみちゃんに遊びに行こう!ということで、ぐみ棟に武者修行へ。実際にぐみちゃんたちにも試してもらう中で、転がす台の高さを変化させてみたり、色んな転がしプランを考えて実践することで、実際にホールに来てからも「積み木で台作ろう~」「このトンネル(発表会で使った宇宙船の壁)も斜めにして転がせるようにしようよ~!」など応用バージョンを次々と生み出していました。また、一日として同じコロコロ台はできないところが面白くて、ある日はカラーブロックのみで作っていたのが、またある日には階段と組み合わせて難易度が上がっていたり、またまたある日にはジャンプ台ができていたり…一期一会のコロコロ遊びなのでした~。
なわとびグループは意見が真っ二つ!潜れる遊び(トンネル)がいい、音が鳴るモノがすきなはずと話は平行線。・・・もうどっちもやっちゃえば?笑 ということでミックスした形で考えていくことになりました。このチームも大掛かりなことはしばらくできない日が続いたんですが、「トンネルの中に宇宙人いたらいいよね~惑星とかもいいかも~」と飾りを作ってみたり、音の鳴るモノさがし、音の鳴るオモチャを考えて作ってみたりと忙しい日々を過ごしておりました~。いざ、ホールに出ると、大型積み木を使ってトンネルを作る中で「分かれ道があったらおもしろいんじゃない?」とトンネル内に仕切りを組んでみたりとできなかった日々を埋めるかのように実験しながら作っていました。話し合いの中ではトンネルの途中に音の鳴るモノが点在しているようなイメージだったんですが、いざ準備してみるとイメージが一変。音の鳴るモノで遊べるコーナーが出来上がり、その場で考えたオリジナルゲームもできる使用に変わっていました♪
カプラグループのスタートは“お人形で遊ぶ”だったんですが、連想ゲーム形式で変化していき、気が付けばビックリ箱・驚く仕掛けで遊ぶになっていきました~。宇宙の遊びというイメージ盛り込もうという時にブラックホールからの爆発のイメージで意見がまとまったのですが、やっぱり各々のびっくりさせたい形があったようで、宇宙ウサギのビックリ箱、惑星ちゃんのくす玉、おみやげが飛び出す宇宙爆発の遊びを作ることになりました。宇宙ウサギのビックリ箱は、急に飛び出したり(びっくりさせたい)ゆっくり出てきたり(小さい子が驚きそうだったら)見ているお友だちに合わせて緩急をつけていて、ぐみちゃん、うめももちゃんはくぎづけに!宇宙爆発では、UFOや惑星や宇宙人などの可愛い宇宙のおみやげが飛んできます。最初は宇宙のモチーフのものを作っていたのですが、UFOを作っていた子は「UFOから惑星飛び出すのいいかも~♡」と段々凝りだして飛び出す細工までしていました。みんな持って帰れたかな??
迎えた今日。思いの他準備ははかどるも、これまた思いの他大分早めに来てくれた小さいお友だち若干不意打ちを食らいながらも、臨機応変に遊びをスタートさせる姿に成長を感じさせてくれる子どもたち。今回はお店形式ではなく一緒に遊ぼう!スタイルだったのであっちにこっち呼び込みに回っていたんですが、やっぱり恥ずかしくてモジモジ~それでも自分たちが準備してきた遊びをやってもらいたい!という一心で声掛けもチャレンジしていました~。
お客さんがまばらな時はドキドキ顔だったさくらあんずさんもぐみ一才さんも遊びに来て人が増え始めるとギアもどんどん上がっていき、自然と関わり合って遊ぶ姿が増えていきました。
そうそう、カプラグループのサプライズ、ビックバンも計二回したんですが、ちゅーりんの持っていたマイクを「私に貸して!」と持って行きちゅーりんがしゃべる予定だったことも全部話す姿に、自分たちのやってきたことへの自信がにじみ出ているようでした。
遊び後半から始まったそれぞれのクラスからのプレゼント。トップバッターは今一番大きい年長のまつくり星人たち。二階から「春がくる」を歌ってかっこいい歌声を届けてくれました~♪(ちゅーりん、小さい子へのメッセージがあるの忘れんぼしてて割込みでおしゃべりしちゃってごめんね~)
お次は今回の遊び場を準備してきた年中さくらあんず星人たちの「宇宙体操ラップ」
「宇宙の面白い動きないけ~?」と子どもたちにきいてみるとなかなか面白い動きが出てきたので、宇宙体操をすることに。今回は全員ではなく、“前に立って教えてあげたい人“で集まったメンバーが細かい段取りを考え、秘密特訓を重ね、舞台に立ちました~。説明しながら音楽に合わせて踊る感じにするか、年長発表会でやったラップ形式でやるか大議論。運動会の時にまつくりさんがやっていた体操のイメージが強いようで音に合わせてする!がやや優勢だったんですが、さわさわがラップ調でリズムをとってみるとみんなノリノリ。一気にラップ調で作り上げていきました~(ちなみに他の子も休んでいたわけではないですよ~盛り上げるために周りで一緒に踊ってたんですよ♪)
最後は年少うめもも星人たちからカワイイ手遊び「むすんでひらいて」とおやつのプレゼント☆きらきら星になったうめももちゃんのカワイイ手がももぐみのお部屋に用意してあった美味しそうなクッキーまで小さいお友だちをご案内。星形にくりぬかれたクッキーに小さな子たちも夢中になって食べていました!
そこからはお家の人たちは鮎どんとのお話タイム。遊び足りない子はホールに残って遊びの延長戦に突入。もっと思い切り惑星大爆発(ビックバン)が出来るようになり時間も忘れて子どもたちが遊びこんでいました~(ここからはグループの仕事は取っ払って、さくらあんずたちも思い思いに小さい子を巻き込んで遊んでおりました~緊張感がない分こっちの方が小さい子も気楽に遊びの真似っこをしていたかも…笑)
朝早くからの長丁場でしたが、小さいお友だちの喜んでくれる姿に力をもらい、「みんな楽しそうやった~」と満足気に語るさくらあんずさんたちでした。
記:ちゅーりん
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