能登の大震災で明けた昨年、何度か機会を設けささやかな志を集めて被災地へ贈る一方、4月より幼保連携型へと移行。0,1歳をぐみ棟、2歳を本園の居室に移しどんぐり組として、0歳から6歳までの子らが集う子ども園になりました。
ぐみ保育の映像を元に未満児の発達理解の研修を年間継続する一方、どんぐり組では教育研究石川大会の話題提供の中で取り上げたビデオトークを平日に定期的に開催。子どもの姿から読み取れる学びを保護者とも共有。発達の節目になる2歳児が教育時間を本園で過ごす意味を捉え直すと共に、0歳の子らが安心・安定して過ごせるよう、ぐみ棟の環境、未満児の生活様式の新たな構築にも取り組んできた一年でした。
昨今のIT、AI等のデジタル技術にはらむ情報洪水の迷宮は、保育にも影響大と実感しています。木の花の園発信もSNS、お便りも配信の活用が増えましたが、対面のコミュニケーション、身体感覚を基本にしたいのは変わりません。今年、木の花は120歳を迎えます。これまでの歩みと大事にしてきた保育の本質をスタッフ全員で改めて確認し、その上で新時代を拓くこれからの子ども園とは何か?を模索してゆければ、と思います。
2025年 元旦
学校法人 木の花幼稚園
追伸
上記は今年の園の年賀状です。(園児向けは別にフリーの先生が作成、新入園児向けは、うめももさんが毎年作ってくれています。)
年賀状を取りやめる風潮も拡がっています。(郵便料金値上げが拍車をかけそうですね。そもそも若い世代は年賀状自体を出さないし、SNSやLINEで済ませる、とか)幼児教育施設同士の賀状でのやり取りも今年限り…というところも多く、長文の年賀ご挨拶は「生きた化石」のようなものかもしれません(笑)。誠にいつもながら気兼ねではありますが、園の立ち位置の所信表明みたいなニュアンスが木の花の年賀状です。ご容赦くださいませ。
(一応毎年イラスト付きで…笑。昨秋、園庭樹木の剪定材や廃材丸太などで「キャンピングカー」をリメイクし、ぐみ、どんぐりの子らにも憩いの場になっているので・・・。 )
あゆどん(記)
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